巨大素数神話の崩壊?セキュリティパニックにならないうちに❕
RSA暗号に使われている桁数の多い素数の安全性は、素因数分解の難解さが保証していると言われています。
しかし、150桁の素数は、神様なのでしょうか?
もし、神様なら、どの部分に神様がいると言うのでしょうか?
素数の難解さ、それは、素数判定の難解さにあります。その点においてなら、150桁の巨大素数は、神様です。
しかし、RSA暗号に使われる150桁の素数×素数の数字はどうでしょう?
それを解くには、100台のコンピューターを繋ぎ、二ヶ月かかるなどというニュースを見たりします。
素因数分解を繰り返し、素数判定をしたりを繰り返し、ようやく辿り着く。まさに、神業の作業らしいです。
だからその安全性は、神様のごとくと言われています。
でも、ただのデカイ数×ただのデカイ数である無茶苦茶デカイ数があったとして、無茶苦茶デカイ数から、ただのデカイ数を計算するのは、どうでしょう?
それが、150桁だったとしたら。
簡単ではないでしょう。でも、素因数分解や、素数判定がいらない分、RSA暗号の解読よりは簡単だと言えます。
さあ、そこで、最初の問いかけに戻ります。
デカイ数字と、デカイ素数の違いとは何でしょうか?
デカイ素数は、神様ですか?
ならば、まず、素数って何ですか?
僕も最近までは、数字全体に素数オーラのようなものが複雑に絡まっていると考えていました。
でも、違います。30を法として考えると分かります。※30を法にするとは、その数字を30で割った、余りの数字のことです。そこに、1、7、11、13、17、19、23、29のような素数的な数字があることだけが資格なのです。
※素数判定に関しては、今は、考えません。
つまり、どんな大きな桁の素数も、素数の資格を持った、でかいでかい数(ただの30の倍数+素数)だということです。
デカイデカイ30の倍数の部分には、なに一つとして素数の要素はないのです。
みなさん、それなら、150桁の素数は、神様ですか?
10桁の素数とたいして違わないただの素数です。さらに、言えば、ただのデカイ数字です。
RSA暗号の解読に、素因数分解や、素数判定など必要ありません。X×Y=150桁の数字を解けばよいのです。
すぐに、セキュリティパニックは、おこらないでしょう。しかし、しかし。
今から、セキュリティのすべてを巨大素数だけに頼るのは、やめるべきだと思います。
大きなコンピューターをお持ちの方へ。一度、計算してみてくれませんか?
150桁の計算は、どれくらいで出来るか?
X×Y=Zにおいて、ZからXとYを求めるプログラムを組んで、任意な150桁の数字を入れてみてください。
果たして、どれくらいで解けるのか?
同様に、RSA暗号に使われている数字を入力してみてください。
もし、すごい早さで解けたならヤバいです。セキュリティパニックが起こります。
これを読んで、なるほどと思った方は、セキュリティの会社に勤める人に伝えて下さい。新聞社にツテガある人は、新聞社に。放送局にツテガある人は、放送局に伝えて下さい。NSA、アメリカ国家安全保障局に、ツテガあるかたは、NSAに。笑。
素数を基にしたセキュリティシステムからの脱却、変更が、急務ですと伝えて下さい。
150桁の計算が、簡単でないことを祈ります。
さらに、僕の理論が正しいとは限りません。皆さんの意見をお待ちしています。